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科学

  • アームで「ドアを開けて部屋に侵入」することが可能な犬型ロボットをボストンダイナミクス社が開発

    人類の逃げ場がどんどんなくなっていきそうです。詳細は以下から。 2017年11月、新型aiboに対抗するかのように発表されたボストンダイナミクス社の犬型ロボット「SpotMini」の新モデル。 The New SpotMini – YouTube ボストンダイナミクス社はアメリカ国防総省の軍隊使用のための新技術開発および研究を行う機関、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)からの資金援助を受け、軍事用として極めて優秀なロボットを作り続けてきた会社で、2013年にGoogleが買収した後、2017年になってソフトバンクが買収していました。 2016年に発表された旧モデルでは首長竜を思わせるロボットアームが取り付けられており、コップを片付けたり空き缶を捨てるといった動作が話題となっていましたが、新モデルではこのアームが削除されていました。 Introducing SpotMini – YouTube しかし公開されたばかりの最新の動画では再びアームが取り付けられたモデルが登場しており、このアームを器用に使って建物のドアを開け、仲間のアームのない「SpotMini」を部屋の中に招き入れる様子が映されています。 Hey Buddy, Can You Give Me a Hand_ – YouTube ドアはものによって開け方が違う上に、取っ手の形状も千差万別ですが、「SpotMini」は苦もなく取っ手を掴んでドアを開け、足でドアを支えながらアームを用いてドアを十分な広さまで開けて押さえているのが分かります。 これによって2体の「SpotMini」は無事に室内に侵入することができました。なお、この時点ではどれほど多様なドアを開けられるかは不明ですが、流れるような動きに目を見張らされます。 もちろんこれが災害救助用のロボットであれば、火災現場や有毒ガスなどの発生した場所などで安全に有効な活動ができる事になります。しかしもちろん軍事目的に使われれば人間の逃げ場はこれまで以上に限られてくることになるでしょう。 いつかこうしたロボットに解錠機能なども搭載されるようなことになるのでしょうか?…

  • 「ToDoリスト」を寝る前に書くと、寝付きが良くなります

    ベッドに入ってもなかなか眠れない…という人は試してみるとよいかもしれません。詳細は以下から。 早く眠りにつくための方法は睡眠薬から運動まで数限りなく提示されてきています。ですが、この方法だとほんの5分ほど手を動かすだけで効果が発揮されるとのこと。それは勉強や仕事の時に用いる「ToDoリスト」という意外なものでした。 アメリカ合衆国テキサス州のベイラー大学が主導した研究によると、寝る前に5分間ほど掛けて「これからやろうとしていること」について記述した人は平均で9分ほど早く寝入っていたことが明らかになりました。 せっかく寝る時に翌日の仕事や勉強のことを考えたら眠れるものも眠れなくなりそうな気がしますが、研究者らにしても理由はよく分からないとのこと。 実験は18歳から30歳の57人の健康な大学生を被験者として行われました。被験者らは2つのグループに分けられ、ひとつのグループはいわゆる「Tooリスト」に当たる未来の予定を、もうひとつのグループは「日記」のようなここ数日にやったことのリストをそれぞれ眠る前に書き記しました。 同時に被験者らからは睡眠ポリグラフによって脳波や血中の酸素レベルといった生理学的なデータも採取しています。これらのデータから、「ToDoリスト」グループは「日記」グループよりも平均で9分間早く寝付くことができていたことが判明。 しかも、より詳細な「ToDoリスト」を書いた人ほど早く眠りについていたことが分かりました。一方詳細な「日記」を書いた人ほど寝付くのが遅くなっていたとのこと。 心の中だけにしなければならないことを溜めておくよりも、リストにして吐き出した方が気が楽になる…ということなのでしょうか? もちろんこれは健康な若者を対象とした実験で、中高年層や既に睡眠障害を煩っている人は対象となっていないため、誰にでも適用できるとまで言うことはできません。 ですが、ちょっと寝付けないと思っている人は備忘録だと思って一度試してみてもいいかもしれません。 Writing A To-Do List Before Bed May Help You Fall Asleep Quicker _ IFLScience 【「ToDoリスト」を寝る前に書くと、寝付きが良くなります】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 【研究報告】男性ホルモンの多い男はソフトロックやヘビーメタルがお好き

    Photo by Wikipedia 男臭い音楽が男臭い理由はホルモンに関係しているのかもしれません。詳細は以下から。 ライブハウスに行った時、もしくはフェスでとあるアーティストのステージを見ている時、フロアの男女比やクラウドの雰囲気が一種独特だと感じたことはありませんか?ある種のタイプの音楽がある種の人々を惹き付けている…という研究結果が報告されています。 長崎大学の土居裕和氏がジャーナル「Science Direct」に発表した研究によって初めて生物学的な傾向と音楽の好みに相関関係があることが示されました。 それによると、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌量の多い男性はソフトロックやヘビーメタルなどの「荒削りで雄々しい」タイプの音楽を好むとのこと。一方でテストステロンが少ない男性はクラシックやジャズのような「教養深く凝った」タイプの音楽をより好む傾向にあります。 こうしたことからテストステロンが情動反応の処理と記憶に大きな役割を持つ扁桃体に影響を与えている可能性があると考えられるということです。 実験では学生を主体とした37人の男性と39人の女性を被験者とし、様々なジャンルのあまり知られていない楽曲の一部を25曲分聴き、それぞれがどの程度好みかというレーティングを行います。同時に被験者から唾液を採取し、テストステロンの量を計測しました。 テストステロンは権勢欲や反抗心などと関係しているとされていますが、テストステロンの分泌量が多い男性は音楽に関してもソフトロックやヘビーメタルといった反抗的な傾向を持つ音楽をより好み、クラシックやジャズといった教養深く洗練されて社会的に崇高とされているタイプの音楽を好まない傾向が見られました。 一方、女性においてはテストステロンの分泌量と音楽の好みに関連性は見られませんでしたが、これは女性のテストステロンの分泌量が男性の5~10%程度と非常に低いレベルであるからではないかとされています。 ということで、フロアが男臭い男だらけの音楽ジャンルというものが存在することは以前から認知されていましたが、そうした傾向には男性ホルモンの分泌量による音楽の好みの違いというものが存在している事が明らかにされました。 ここで興味深いのは、ある音楽ジャンルが荒々しく反抗的であるかは音楽ジャンル自体の属性ではなく、社会的な位置づけによって変わるということ。例えばヘッセの「荒野のおおかみ」の中ではジャズは極めて野性的で荒々しい音楽として描かれ、高い精神性を持つモーツァルトを始めとしたクラシックと対置させられています。 そして60~70年代には不良が聴く音楽とされていたロックは今や反抗的なジャンルとは考えられず、ビートルズの楽曲は中学校教科書に掲載され、ボブ・ディランに至ってはノーベル文学賞まで受賞しています。 現在、日本ではそうした反抗・反逆の音楽を「レベル・ミュージック(Rebel Music)」と総称することがありますが、いったいどんな音楽が該当するのかは時代や社会の情勢と共に移ろいゆくものなのかもしれません。 Bob Marley – Rebel Music – YouTube Bryan Adams fans may have more testosterone _…

  • アリババとマイクロソフトのAIが読解力テストで人類に勝利

    囲碁やバク宙に続き、文章の読解力でもAIが人類を凌駕する時代となりました。詳細は以下から。 目覚ましすぎるAIの発展についてはBUZZAP!でも常に話題としてきましたが、囲碁では既に世界最強クラスの棋士でもまったく歯が立たなくなり、体操選手のようなバク宙を決めるロボットも登場したのが2017年の事。 その後もAIロボットがサウジアラビアで初となる市民権を得て「家族や子どもが欲しい」と発言した挙句、AIが作成した子AIが人間作のAIの性能を凌駕するという事態にまで発展しています。 それでも私たちが話す言葉だけは私たち人類が一番よく分かっているはず、機械になんて理解はできないはず、と信じていたものの、あっさりと読解力テストで抜き去られてしまいました。 中国のアリババが開発したAIが、世界中で使用されている読解力テストのStanford Question Answering Dataset (SQuAD)において人類の最高得点である82.305を越える82.44をマークしたことが分かりました。 アリババで自然言語処理を研究するLuo Si主任科学者「現在『なぜ雨が降るのか』といった客観的な質問に対してAIは極めて正確に回答できる」としており、今後各産業の多くの仕事が機械化されていくであろうと示唆しています。 Si氏によると「この得点をもたらした技術は徐々に多くの場所に適用されてゆくだろう。カスタマーサービスや美術館の解説員、オンラインでの問診サービスなど、人間による応対は前例のない形で減ってゆくだろう」とのこと。 なお、マイクロソフトも同様に自社が開発したAIが同テストで82.650をマークしたと発表。マイクロソフトはアリババが例示したよりももっと複雑な仕事もAIによって置き換えが可能であると考えており、判例を探して大量の法的文書を読み込んだり、膨大な医学論文を検索して治療法を調べることもできるとしています。 BUZZAP!でも2016年の時点でIBMの人工知能Watsonが2000万件の医学論文を読み込み、特殊な白血病を10分で見抜いて患者の命を救ったことを報じており、こうした話は夢物語どころか実際の業績です。 AIと人間の言語を使って会話をするという生活は既にSiriなどの登場によって当たり前となっていますが、多くの場面でプロフェッショナルの人間に取って代わるという事態もSF的な思い過ごしとは言えなくなりそうです。 そろそろAIに政治的な判断をさせようとする国が出てきてもおかしくないのかもしれません。 Robots Are Now Beating Us At Reading Comprehension Tests Too _ IFLScience 【アリババとマイクロソフトのAIが読解力テストで人類に勝利】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 火星の地下1~2mに最大100mに及ぶ氷の層が発見される、火星探査の大きな後押しに

    Photo by NASA 採掘可能な地表付近に大量の水の氷が発見されました。詳細は以下から。 火星にかつて大量の水が存在していたことは既に明らかにされており、2015年には火星表面に現在も液体の水が存在している可能性がNASAによって指摘されていました。 Photo by NASA しかし今回の発見は人類の火星探査の計画を根本的に変えてしまうほどインパクトのあるものです。なんと火星の中緯度地帯の地下1~2mという、採掘可能な地表付近に大量の氷が存在している事が示されました。しかも場所によってはその氷の層の厚さは100mにも及ぶとのこと。 この研究はアメリカ地質調査所のColin Dundas博士が主導したもので、火星の周回軌道から火星を調査・探索する多目的探査機、マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載されたカメラHiRISEを使用。 火勢の中緯度帯の崩落の見られる崖や急斜面などの8箇所を調査しました。これらの地点では崩落によって地層が露出しており、氷の層を特定することが可能であった事から今回の発見に繋がりました。 この氷は将来的な有人火星探査が行われる際には極めて大きな意味を持ちます。地下1~2mという容易に採掘可能な深さに大量の氷があるということは、探査時にこれらを資源として活用できるということを意味します。 水はそのまま人間の飲み物になりますし、酸素と水素に分解することで呼吸のための空気にもなり、またメタンを生成することでロケットなどの燃料を作り出す事も可能。水、空気、燃料などが現地で調達できるとなればその分地球から運ぶべきリソースを減らすことができますし、現地で長期間生存する難易度が大きく下がります。 以前BUZZAP!ではキノコと苔類が火星と同じ環境下で18ヶ月生存したことを報じましたが、火星での食料の自給自足という大きな課題に対しても極めて大きな役割を果たすことは間違いありません。 Photo by eLKayPics / Lutz Koch イーロン・マスクのSpaceXの野望が夢物語ではなくなってきたと言えそうです。人類は果たして宇宙に進出し、コロニーを築くことができるのでしょうか? Huge Water Reserves Found All Over Mars (Photo by NASA,…

  • エジプトで発見された隕石「ヒュパティア」、太陽系内に存在しない化学組成だった

    あり得ない石が発見されてしまいました。どこから来たのでしょうか? エジプト南部で1996年に発掘された隕石に関する最新の研究結果が公表されているのですが、この隕石、地球外から来たことは明らかなのですが、なんとこれまで人類が発見してきた隕石や小惑星のどれとも組成が大きく異なっていることが明らかになりました。 通常の隕石の多くは大部分が珪素で多少の炭素を含むという、地球の組成に似た組成を持っているのですが、「ヒュパティア」と名付けられたこの隕石はまったく真逆でした。 ヒュパティアは極めて多くの炭素化合物を含んでおり、それらのほぼ全てがミクロサイズのダイヤモンドでした。また、炭素化合物の一部は多環芳香族炭化水素という宇宙塵の主成分が含まれており、純粋なアルミニウムまで含まれていたのです。 研究の主筆者であるヨハネスブルク大学のGeorgy Belyanin博士は「化合物ではなく純粋な金属の形でアルミニウムが含まれてた。これまでに金がこのような形で隕石から発見されたことはあるが、アルミニウムは一度もなかった。人類の科学が知る限り、これは地上でも太陽系内でも極めて起こりえないことだ」としています。 これに加えて隕石にしか見られないモアッサン石が予期せぬ形状で発見され、微量の鉄が結びついたニッケルリンというこれまで地球上で見つかったことのない物質も発見されています。 これらの事からヒュパティアは私たちの住む太陽系の構成物とは考えにくく、太陽系の起源を知るための大きな手がかりとなるとも考えられています。 研究を主導するJan Kramers教授によると「ヒュパティアは-196度以下の極低温下で生成されたと考えられる」とのこと。教授は「私たちは太陽系を離れた外宇宙の物質の化学組成についてはほとんど知らない。今後の研究はヒュパティアがどこから来たのかを探ることだ」としています。 去年は太陽系外からの天体オウムアムアが人類史上初めて観測されたことが大きな話題となりましたが、もしかするとこのヒュパティアもそうした外宇宙からの訪問者なのかもしれません。だとすれば人類史上に残る大発見ということになります。 ちなみにこの隕石の名前の由来となったヒュパティアは3~4世紀にエジプトのアレクサンドリアで哲学者、数学者、天文学者として活躍した女性の名前。 彼女はアレクサンドリアの新プラトン主義哲学校の校長となった人物なのですが、415年にローマ皇帝テオドシウス1世の異教徒・異端派の迫害方針の下、アレクサンドリア総司教キュリロスの部下の修道士らの手によって学園に向かう馬車から引きずり下ろされて裸にされ、生きたまま牡蠣の貝殻で肉を骨から削ぎ落とされて惨殺された後に焼却されました。 【エジプトで発見された隕石「ヒュパティア」、太陽系内に存在しない化学組成だった】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • AIと人工ペニス搭載の男性型セクサロイド、年内に発売へ

    セクサロイドは女性型だけではないのです。詳細は以下から。 BUZZAP!では昨年、性欲をもてあます男たちがエレクトロニクス系見本市という公共の場で女性型セクサロイドを弄りすぎて破壊するという愚かしい事件について報じましたが、男性用セクサロイドも登場し、「ロボットとのセックス」はより私たちの生活に近づいてきました。 Realbotix社のCEOであるMatt McMullen氏は年内にも同社が男性型セクサロイドを発売することを明らかにしました。McMullen氏は日本でも知名度の高いリアルドール社で20年に渡ってシリコン製のラブドールを開発してきており、昨年には女性型セクサロイドのコンセプトモデルであるHarmonyを公開しています。 HarmonyはAIを搭載し、複数の表情を表現し、瞬きをしたり頷くなどの反応が可能。喋ること場に合わせて口を動かすなどのきめ細かな動きを行う事も可能です。プレセールスでの値段はカスタマイズ次第ですがおよそ15000ドル(約170万円)とのこと。 Harmony, The First AI Sex Robot _ San Diego Union-Tribune – YouTube My conversation with an AI sexbot – YouTube 現在男性型セクサロイドには名前は付けられていませんが、基本的な会話や反応といった機能を持ちつつ男性的な筐体と男性的な声、そして人工ペニスを搭載することになります。なお、皮膚や目の色、髪型などに加えて人工ペニスのサイズもお好みどおりにカスタマイズ可能です。 現時点では人工ペニスが振動したりうねったりするのかは不明。正常位などでのピストン運動の可否についても明確にはされていません。物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、使用者が満足する前に勝手に終了してしまうという事態が発生しない事に関しては人間の男性に勝ると言えそうです。 同社はHarmonyを作った時は「女性をモノとして扱っている(objectifying women)」という批判も受けたとのことですが、McMullen氏は「私たちは男性型と女性型の双方に等しく関心を持っている」「人々は我々が女性型だけ作っていると思い込みがちだから男女双方に提供することは大切だ」と取材に答えています。 実際にAI搭載で会話のできる男性型セクサロイドに興味をもって購入を考えている女性客も多いとのこと。またMcMullen氏は同社の製品を顧客らが単に性的な目的のためだけに使っているわけではないとし、「単なる性的玩具を超えたものだ」と述べています。 森見登美彦の「四畳半神話大系」でもラブドールを愛する人物が登場しましたが、既にAIが家族や子どもを欲し、女性の権利を主張し、自ら子どもを作ってしまう時代が来ている以上、「人ならざる存在への愛情」という問題も「ロボットとのセックス」以上に身近なものになってくるのかもしれません。 Male…