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社会

  • 「笑顔でないと出勤できない」顔認証の出退勤管理システムが大きな話題に

    顔の表情までも細かく管理され、ダメ出しされる世の中になるようです。詳細は以下から。 ◆「笑顔でないと出勤できない」システム 低賃金低待遇での長時間労働や休日出勤といったブラック労働を、先の見えない非正規雇用の身分で強要される事も少なくない現代日本社会。過労死や過労自殺が大きな問題となっていますか、そんな疲労困憊の従業員たちが毎朝無理矢理にでも笑顔を作らなければ出勤すら許されない時代がやってきそうです。 業務用ソフト制作の「e-cometrue」が顔認証技術を用い、従業員が笑顔かどうかを測定する機能を設けた出退勤管理システムを開発したことを北海道新聞が報じています。出勤時間登録の際の顔認証で一定のレベルを上回る「笑顔度」であるとシステムが判断すると、出勤登録できるようにするという「鬼」仕様です。 このシステムをタブレット端末の画面に自分のIDを打ち込むと、カメラが作動して顔写真を撮影します。これによってIDとの本人確認を行うと同時に、口角が上がっているかなどの表情の要素から、笑顔かどうかを判定。 「笑顔度」は数値で表示され、値が低いと「笑顔度が規定値より不足しています」との表示が出て、出勤の登録ができず、再びカメラの前でしっかり笑顔を作ることが求められるというもの。 定時までにシステムの求める笑顔を作ることができなければ、出勤できないまま遅刻扱いにされることになりそうです。 なお、「175。DENO担担麺」を運営する「175」は2019年中に全7店舗でこのシステムを導入予定とのこと。同社システム管理者の柳橋優樹さんは「笑顔はサービスのひとつで、顧客満足度の高さにつながる。従業員に毎日の笑顔をチェックをする習慣にしてほしい」と取材に答えています。 ◆言うまでもなく炎上 改めて指摘するまでもありませんが、このシステムの記事が出た途端にネット上では批判が巻き起こっています。 弁護士を含む複数のアカウントからは表情によって出勤を許さないことに「労基法違反では?」「リーガルチェックしているのか」などと現行法上の問題を疑う声が上がっている他、「モラハラ」「人権問題」との指摘も相次いでいます。 ディストピア小説「1984年」での、公私あらゆる場面で仕草から表情までを管理されている日常生活の描写との類似を指摘する声も上がっており、評判は最悪と言うしかありません。導入した「175。DENO担担麺」には行きたくないという意見まで出ています。 問題はまず、接客業であったとしても接客業務中以外の表情まで雇用者に管理される謂われはないということ。業務開始前の表情ひとつで出勤を拒否される事には強い拒絶反応が起こっています。 また、笑顔になれなかったとしたらその原因を解決するべきで、無理矢理カメラの前での笑顔を強要して済む話ではありません。体調不良であれば休むべきですし、疲労が抜けないのであれば勤務体系を見直すべきところ。 仕事に関してトラブルや悩みがあるのであれば、いったい何がどのような理由で起こっているかを究明して何らかの改善策を講じるのが雇用者側の責任です。 そうした「笑顔になれない理由」を、出勤登録を人質にして作り物の笑顔で塗り固めさせようとしている訳ですから、炎上するのも致し方ないと言えそうです。 【「笑顔でないと出勤できない」顔認証の出退勤管理システムが大きな話題に】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 大阪地検特捜部「公文書の本質が変わらないから佐川ら38人全員不起訴」→財務省「公文書改ざん指示したのは佐川でした」→二階幹事長「これですっきり」→安倍首相「麻生続投」

    見事なまでの連係プレーに一億騒然です。詳細は以下から。 ◆大阪地検特捜部「嫌疑不十分で全員不起訴」 森友学園問題での国有地売却をめぐる財務省の決裁済み公文書改ざん問題について、大阪地検特捜部が5月31日に佐川宣寿前国税庁長官による虚偽公文書作成などの容疑について、嫌疑不十分で不起訴処分にしたと発表。 これに加え、不当な値引きで国に損害を与えたとする背任容疑なども含めて、告発を受けた容疑に関わった財務省幹部や近畿財務局職員ら38人全員を不起訴としました。 特捜部は告発を受けて佐川氏やその前任の迫田英典氏らから任意で事情を聴き、佐川氏の国会答弁と矛盾が生じないよう決裁済み公文書の内容の削除や改ざんが行われ、そこに佐川氏本人も関与していたことを確認しました。 しかし特捜部は契約内容や金額といった決裁文書の「核心部分」について変更や虚偽記載がなかったことを理由に「虚偽の文書を作成したとは言えない」というまったくもって信じられない決定を下しています。 この「38人丸ごと不起訴」について特捜部は異例の記者会見を開きましたが、記者の質問に繰り返し回答拒否を行うなど、説明をしたというアリバイづくり以上の内容ではありませんでした。 なお、捜査を指揮した山本真千子特捜部長は嫌疑不十分とした佐川氏について「関与がないことが明らかであれば『嫌疑なし』。『嫌疑不十分』という文字通りに受け取ってもらえれば」と述べています。 それを捜査して立件するのが特捜部のはずですが、何を寝言を垂れているのでしょうか? ◆財務省「佐川がやりました」 この不起訴の知らせを受けて財務省は即座にこの公文書改ざん問題について、佐川前国税庁長官が、部下の財務省職員が作成した改ざん原案を基にして最終的な改ざん部分を部下と共に決めていたことを認めました。 財務省は責任を明確にするため、佐川氏は停職の懲戒処分相当とし、実務で中心的な役割を果たした同局の中村稔総務課長も停職の懲戒処分とする方針を決めました。既に退職した佐川氏はこれまでよりさらに退職金が減額されるのみとなります。 大阪地検特捜部が「虚偽の文書を作成したとは言えない」と立件を見送り「刑事訴追の恐れ」がなくなった途端に財務省が決裁済み公文書改ざんを認めるという、特捜部としてはいい面の皮としか言えない事態が発生しています。 これが茶番劇でないならこの世に茶番劇は存在していないと言うしかありません。 ◆二階幹事長「すっきり」 この流れにほくほく顔なのが自民党の二階俊博幹事長。「これですっきりして、(財務省職員は)仕事に励んでいただきたい。(大阪地検が)こういう判断をした以上は、それに従うのが通常だ」と党本部で記者団に語りました。 二階幹事長は「昨年2月以来、1年以上にわたって繰り返し議論されてきた。もう少し早く結論が出た方が当事者や関係者にとってはいい」とも述べていますが、関係者の証人喚問を頑なに拒み続けている党の幹事長が言っていい言葉ではありません。 ◆安倍首相「麻生財務相は再発防止に全力で」 安倍首相は6月1日の参院本会議で大阪地検特捜部が佐川氏ら38人を不起訴にしたことについて「個別の事件に関する検察当局の捜査結果について、政府としてコメントすることは差し控える」とお馴染みになったごまかしでうやむやにしました。 さらに麻生財務相の責任については「(関与した職員の)厳正な処分を行った上で、再発防止に全力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べ、この期に及んで続投させる意向を示しました。 なお、この日には「刑事訴追の恐れ」が消滅したため、今度は証言拒否なしで真相を「すっきり」語っていただこうと立憲民主党の辻元清美国対委員長は再度の証人喚問を要求。 しかし自民党の森山裕国対委員長は佐川氏の再喚問を拒否。真相解明のための大切な手段を頑なに拒否する事は安倍首相の「再発防止に全力を挙げて取り組んでもらいたい」との願いに真っ向から背くことになりますが、一体どういう了見なのでしょうか? 【大阪地検特捜部「公文書の本質が変わらないから佐川ら38人全員不起訴」→財務省「公文書改ざん指示したのは佐川でした」→二階幹事長「これですっきり」→安倍首相「麻生続投」】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 正社員と非正規社員の待遇差は「不合理」と最高裁が初の判断、しかし大きな懸念も囁かれる

    同一労働同一賃金に関して大きな判断が下されました。詳細は以下から。 同じ仕事をしている正社員と待遇に差があるのは、労働契約法が禁じる「不合理な格差」にあたると訴えた訴訟の上告審の判決が6月1日に最高裁第二小法廷で下されたことを朝日新聞が報じています。 ◆同一労働なら待遇の差は不合理との判断 最高裁の山本庸幸裁判長は、正社員に支給されている無事故手当や通勤手当などを契約社員に支給しないのは不合理だと判断。二審判決を支持して会社側に会社側にきこれらを支払うよう命じました。 最高裁が同一労働同一賃金に関し、正規雇用者と非正規雇用者の間の待遇差という争点に判断を示したのは初めてのことで、極めて大きな判例となります。 この訴えは浜松市の物流会社「ハマキョウレックス」でトラック運転手として働く契約社員が正社員に支給されている無事故手当、作業手当、給食手当、住宅手当、皆勤手当、通勤手当などが契約社員に支払われないことを不服として起こしたもの。 一審の大津地裁彦根支部は通勤手当について「交通費の実費の補充で、違いがあるのは不合理だ」と認定し、二審の大阪高裁はこれに加えて無事故手当と作業手当、給食手当を支払わないのは不合理だとの判断を下していました。 最高裁は二審が認めた4つの手当に加えて皆勤手当についても「不合理」と判断。裁判が進むにつれて不合理さがより広く認められていく結果となりました。 なお、住宅手当については正社員と契約社員では転勤の有無などの差があることから不合理とは言えないとの判断を下しています。 ◆懸念される「正社員の待遇悪化」 ですが、現代日本ではこの判決は手放しで喜べるものではありません。なぜかというと、企業側が「同一労働同一賃金」の実現のために「正社員側の手当を廃止したり待遇を悪化させる」という事が起こるからです。 既に2018年4月の時点で日本郵政グループという巨大グループが、日本郵政グループ労働組合の正社員だけに認められている扶養手当や住居手当など5つの手当を非正規社員にも支給しろという要求に対し、正社員側の手当を廃止するという決定を下しています。 BUZZAP!でも当時詳しく報じましたが、日本郵政グループ側は「正社員の労働条件は既得権益ではない」として一部の正社員を対象に住居手当の廃止を逆提案。これに加えて寒冷地手当や遠隔地手当も削減されることになりました。 極めて残念ながら、この判決を受けて企業側がこれ幸いと正社員の手当を廃止し、待遇を引き下げるという決定を行う事が十分に考えられるということ。これは企業からすれば人件費を抑制しつつ同一労働同一賃金を達成できる一石二鳥の方針。 既にネット上ではこうした懸念が示されていますが、正社員も非正規社員も幸せにならず、企業のみが丸儲けといういくらなんでもあんまりな状況が今後社会のあちこちで見られることになるかもしれません。 【正社員と非正規社員の待遇差は「不合理」と最高裁が初の判断、しかし大きな懸念も囁かれる】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 野党叩きでおなじみ「500円(@_500yen)」、貧困問題を自己責任と徹底的に叩くも自らは安いパソコンすら買えず資金を募る

    安倍政権に批判的な存在であれば、野党だろうとメディアだろうと徹底的に叩く。 そんな言動で知られるツイッターアカウント「500円(@_500yen)」はリーズナブルな価格帯のパソコンすら買えないようです。詳細は以下から。 ◆「500円(@_500yen)」とは? まずは500円の解説。面倒なのでざっくり言ってしまうと、先日個人運営でない可能性が高いことをお伝えした「DAPPI(@take_off_dress)」と似たようなツイッターアカウント。「#500円デマ」というハッシュタグが2年前から運用されている時点で、投稿内容はお察し下さい。 安倍政権に批判的な存在を晒し上げて叩くところもDAPPIと大差ありませんが、ここであえて取り上げておきたいのが「この人物(500円)が貧困を訴える人々を徹底的に叩いてきた」ということ。 それでは彼の言動を見ていきましょう。生活保護で暮らす母子家庭の母親の体型について「栄養状態を御覧くださいwww同情できねえwww」などと述べていますが、貧しい家庭ほど安くお腹がいっぱいになる炭水化物メインの食事になりがち(=太りやすい)ことすら知らないのでしょうか。 ファストファッションや安価なパソコン、格安スマホなどが登場して久しい昨今。500円によるとパソコンや携帯電話を持ち、間食できれば貧困ではないそうです。 母子家庭が生まれる背景には死別やDVも含め、本人の力ではどうにもならないことを含めたさまざまな事情がある中、「自堕落な人生設計が問題なのでは?」という、あまりに心ない一言も。あの落語家といい、どうしてここまで他人への共感力を欠くことができるのでしょうか。 各方面で話題になったパソコンを買えない貧困女子高生についてはこのようにコメント。後述するため「パソコンも5万円出せば買えるよ」という内容、覚えておいてください。 もちろん現政権の政策については高く評価し、「相対的な貧困も改善しました」と断言しています。きっと500円もたわわに実ったアベノミクスの果実とやらの飽食に明け暮れ、さぞかし驕奢な生活を送れているのでしょう。 ◆ミドルレンジパソコンすら買えない500円 野党やメディアを叩く傍ら、貧困を訴える人々を口汚く罵倒してきた500円。しかしなぜか2017年11月17日にツイートが停止していました。 「ついに訴えられでもしたのか」という憶測が一部で飛び交っていましたが、先日500円の中の人のメインアカウント「パンドラちゃん(@bio_jackrose)」が先日、その理由を明かしました。 なんとそれは「パソコンがないため更新できない」というもの。ええっ……!? てっきりワークステーション並みのスペックを実現した超ハイエンドパソコンが壊れてしまったという話かと思いきや、IntelのCore i5搭載パソコンすら買い替えられないという話でした。 ちなみに詳しくない人に向けて説明しておくと、IntelのCore i5はミドルレンジに向けた普及価格帯CPU。大手価格情報サイト「価格.com」では、i5搭載デスクトップが5万円台で販売されています。 つまり500円は自らがツイートした5万円のパソコンすら自費で買えない境遇にもかかわらず、貧困を訴える人々を徹底的に叩き、現政権の経済政策を称えていたわけです。 ちなみにパンドラちゃん(@bio_jackrose)のツイートの傾向を見てみると、100%パソコンからの投稿。ほぼ完全シフト制のDAPPIと違い、投稿時間はかなりバラバラです。 500円(@_500yen)のツイートの傾向も同じくパソコンからのみで、このご時世にモバイルからの投稿はありません。前述した「パソコンや携帯電話を持っていれば貧困でない」という暴論は、まさか自らが携帯電話を持っていない(あるいは持つ必要がない)ためだったのでしょうか……? 「今まで貧困を訴える人々に投げかけてきた言葉を、そのまま自分に当てはめる覚悟はあるのか」と言いたくなる一連の言動とこの結末。 なお、500円の中の人ことパンドラちゃんはパソコンを買うための募金を受け付ける予定。「自分で満足にパソコンすら買えない人が他人のお金でパソコンを買い、貧困叩きを再開する」という、悪夢の連鎖が生まれる日は近そうです。 ◆「DAPPI=組織による運営アカウント」の証明に一役買ってしまった500円 「広告収入を得られないツイッターでどれだけ活動しても、普及価格帯のパソコンすら満足に買えない」ということを証明する形となってしまった、500円の中の人のツイート。 図らずも平日の8~21時台(コアタイムは9~19時台)、サンデーモーニングやサンデージャポンが放送されている日曜朝9時前後に稼働する完全シフト制でパソコンからの更新を続けられているDAPPIが、個人運営でなく資金やマンリソースのある組織によるものであることの証明に一役買っています。 【野党叩きでおなじみ「500円(@_500yen)」、貧困問題を自己責任と徹底的に叩くも自らは安いパソコンすら買えず資金を募る】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 「 #午後ティー女子 」が炎上したキリンの謝罪がダメすぎて再炎上、いったい何が批判されているのか

    炎上対応としては大失敗と言うしかない状況になっています。どこが悪かったのでしょうか? ◆「シニカル」で済むラインを逸脱したキリンのツイートが大炎上 自社製品を愛好する女性を「#午後ティー女子」と名付けながら、イラストレーターつぼゆり(@tsuboyuri)の自虐テイストのイラストを用いて散々にこき下ろしたツイートを掲載したキリンビバレッジ公式アカウント。 (魚拓) 「斜めに構えた、シニカルな視点」というスタンスのつもりだったと思われますが、笑いへと昇華するよりも人を小ばかにしている感が強い出来映えだったことから、「女性を馬鹿にしている」「自社製品を買ってくれる顧客をこう見ているのか」と怒りの声が上がり、不買を訴える動きまで巻き起こるなど見事に炎上。 キリンは5月1日にツイートを削除し、以下のような謝罪を行いました。 この度、キリンビバレッジ公式アカウントにおける午後の紅茶の投稿について、お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。多くのお客様からのご意見を受け投稿を削除いたしました。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります。 — キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) 2018年5月1日 ですがこの謝罪は炎上対応の悪手の見本のようなものでしかなかったため、再炎上する事態となっています。 ◆いったい何が悪かったのか この謝罪の問題点は、これまで日本で起こった多くの「炎上案件にガソリンを掛けるタイプの謝罪そのもの」だと言えるでしょう。 それらに共通する最悪のキーワードは「不快な思い」です。日本で企業や政治家などが謝罪する時に頻繁に用いられるのが「不快な思いをさせたなら(それに対して)謝罪する」というもの。 これは一見するとなんとなくまっとうな謝罪に見えてしまいますが、よく考えれば実は「目の前に怒っている人がいるからとりあえず謝っとこう」以上の意味はありません。 炎上するにはそれなりの原因があるわけですが、この「不快な思い」系の謝罪はその原因になった物事について何ひとつ言及することなく謝罪できてしまうという構造的な欠陥があります。 今回のキリンの事例であればその原因は「女性蔑視の娯楽化」なり「製品顧客層の揶揄」なりがその原因の大きなウェイトを占めるわけですが、自社がメインの顧客とする女性らを「#午後ティー女子」と貶して馬鹿にするような広告が企画されて通り、実際に発信されてしまったという失敗を省みる姿勢がいっさい見られません。 つまりこの謝罪は某スノーボード選手の「チッ、うるせ~な!」→「反省してま~す!」の事例と同様に、単にクレーマーに対応しているに過ぎないのです。 本来であれば「女叩き」のようなイラストを採用してしまった経緯や顧客を上から目線でこき下ろす広告を発信にまで至らせてしまった社内体制について原因を究明して再発防止を約束するといった対応が必要な場面です。 しかし「不快な思い」をさせた事に対して謝罪をすることで、いかに目の前の批判をやり過ごすかしか考え得ていないことが明々白々となり、それこそがさらなる炎上のガソリンとなっているのです。 ◆ではどうしたらよかったのか? 答えは既に出ていますが、「不快な思い」というダメマジカルワードを使うのはもうやめましょう。 それは「相手が怒っているから謝る」行為でしかありませんし「クレーマーに対して謝っている姿を見せることで溜飲を下げさせ、機嫌を直させる」以上の意味はありません。 こうした謝罪を社会が「謝っているんだしもういいじゃないか。いつまでもカリカリしているなんて大人げない」などと容認してしまえば、問題を起こした側が原因を明らかにし、改善させる機会を失わせることになります。 もちろんそれでは類似した問題が再び発生する事になり、その度に改善なき謝罪が繰り返され、リソースが無駄遣いされ続けることになります。 「問題が起これば原因を究明して解決させる」というあらゆる局面で当たり前の改善プロセスを停滞させることは当事者にとっても社会にとっても百害あって一利なしです。この程度のまともな対応を期待できないのであれば、その社会の将来性には少なからず疑問符を付けざるを得なくなります。 『午後ティー女子』のイラストが炎上。キリンに対して「顧客を悪く描いて何が楽しいのか」の声 【「 #午後ティー女子 」が炎上したキリンの謝罪がダメすぎて再炎上、いったい何が批判されているのか】を全て見る Source:…

  • クズの極み、日本企業が外国人技能実習生に福島第一原発敷地内で奴隷労働を強いていた

    もはやこの奴隷制度に存続の意味も大義も一切ありません。詳細は以下から。 自国がメルトダウンさせた原発の後処理を外国人の奴隷労働で対処しようとは絶句するしかありません。恥も外聞もないのでしょうか? 東京電力が5月1日に福島第一原発の敷地内で、技能実習生6人が働いていたことを明らかにしました。 東電は2017年2月に関係省庁と協議して技能実習生を福島第1原発では働かせない方針を示していたが、当然すぎるこの方針すらろくろく守られていなかった現状が明るみに出たことになります。 東電によると技能実習生を雇用していたのは、木やがれきなどを焼却する施設の建設作業の下請け会社で、この外国人技能実習生6人は2017年10~12月から2018年4月下旬まで福島第1原発での作業に従事していました。 施設の建設場所は、被ばく量や在留資格などを確認しない放射線管理区域外で、作業に当たっての放射線教育も不要だったということで、東電は6人の被曝量を把握できていません。 実際に雇用した下請け会社に責任がある事は言うまでもありませんが、事故当事者であり国とも協議して方針を決めていた東電にも極めて重大な監督者責任があります。いったいどれだけチェック体制を整えていたのか、今後徹底究明が必須となります。 外国人技能実習生の福島第一原発事故関連の問題では、先日BUZZAP!では「建設機械・解体・土木」の実習をするはずだったベトナム人男性が2015年10月から16年3月までの間、真冬の寒さの中で説明も受けずに福島県郡山市の除染作業に従事させられていたことを報じました。 こちらの件では来日前に除染の説明も被曝に関する教育もなく、さらには1日あたり6600円支給されるはずの特殊勤務手当が、実際には1日あたり2000円程度しか払われておらず、除染をさせた社長が「未払い分は、会社運営上の色々な経費に充てた」とするなど、最悪の奴隷労働をさせられていたことが判明しています。 ただでさえ外国人を低賃金低待遇で、多くの場合は労基法に触れる違法な奴隷労働に従事させていることが明らかになっている外国人技能実習制度。 これに加えて海外ではなんら「技能実習」の意味のない原発事故関連作業に従事させているとなれば、単に安く使い潰せる労働力がほしいというだけのクズの極みと言う他ない魂胆を覆い隠す言い訳などどこにも存在しなくなります。 日本が海外からまともな近代国家であると思ってもらいたいのであれば、この現代の奴隷制度は一刻も早く全廃するしかありません。 技能実習生が就労=福島第一原発敷地内で-東電:時事ドットコム 【クズの極み、日本企業が外国人技能実習生に福島第一原発敷地内で奴隷労働を強いていた】を全て見る Source: http://buzzap.jp/feed/…

  • 休暇中に旅先で仕事できてしまう制度「ワーケーション」を日経がドヤ顔で紹介、当然ながら批判の嵐に

    休暇は完全に仕事から離れて休むための時間ですが、日本社会はまだその基本すら理解できていないようです。 ◆仕事と休暇を組み合わさせられるという地獄 「旅先で休暇を楽しみながら仕事もこなす」という悪夢のような仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」が広がり始めたと日経新聞が報じています。 この目的は「休暇先での仕事を認める」ことによって「確実に長期休暇を取りやすくする」ことだとしていますが、既にこの時点で大きな矛盾が生じていることに気付いていないことは致命的です。 夏休みに吐きそうな量の宿題を押しつけられて育ってきた日本人にはあまり実感できないのかもしれませんが、休暇というのは仕事を離れ、仕事の責任からも離れ、仕事のことなど何も考えずにプライベートな時間をゆっくりと、思う存分楽しむ事を指します。 「休暇先での仕事を認める」ことは単に出先で仕事をしているだけで、在宅勤務やリモートオフィスと変わりありません。そう、つまりこれは休暇ではありません。 記事中では日本航空の例が紹介され「半日単位で認められ、利用した日は出勤扱いとなる」とされていますが、まさに「休暇中に旅行先から出勤させている」事になります。 日経新聞はツイッター公式アカウントで「『休暇中は仕事を離れて』が理想ですが、どうしても外せない会議や仕事ができてしまう場合もあります」としていますが、「休暇中は仕事を離れて」は理想ではなく当然の権利です。 「休暇中は仕事を離れて」が理想ですが、どうしても外せない会議や仕事ができてしまう場合もあります。長期休暇を促すために、旅先でも短時間働ける仕組みや環境を整えようという動きが広がっています。#ワーケーション▶旅先で仕事「ワーケーション」認めます 長期休暇促すhttps://t.co/PQiE89Oprk pic.twitter.com/Rw16nCn4lQ — 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年3月31日 どうしても外れない会議や仕事ができてしまうのであれば、その会議の日程をずらすなり、その人が休暇を取っても仕事が回る体制を整えておくことが企業側の責務。 それができていないのであれば企業のマネジメントの致命的な欠如でしかなく、休暇中の社員に出勤を強いる事は下策中の下策と言わざるを得ません。 ◆日本社会とワーケーションという最悪のコンビ ここまでワーケーションという概念のおかしさを指摘してきましたが、実際に日本社会でこの制度が広まる時に何が起こるのかを考えてみれば、どれだけ危険な代物かがよく分かると思います。 記事内で紹介されている日本航空の制度では「仕事を持ち帰って休暇中にこなすことは禁止で、やむを得ず入った仕事や休暇明けの準備などの目的で利用できる」としています。 ですが、過労死ラインを超えた長時間労働が常態化している日本で実際に広く導入されれば「仕事を持ち帰って休暇中にこなす」ためにこの制度の利用を促される未来しか見えてきません。 また、日本航空は「利用した日は出勤扱いとなる」と定めていますが、これはあくまで民間企業の取り組みの一例でしかなく、出勤扱いにせよという法律があるわけでもありません。 つまり休暇中に無理矢理ワーケーションを使わせて仕事をさせた上に「有給休暇はしっかりと消化させています」と企業が申告することも可能ということ。サービス残業が蔓延る日本社会の現状を考えればこれをあり得ないと言える人は誰もいないでしょう。 この制度結局のところ会社の都合で従業員の休暇中に「やむを得ず入った」とする仕事をやらせたり「休暇明けの準備」をしておくこと、さらには「仕事を持ち帰って休暇中にこなすこと」を強いる「回路」を作る事にしかなりません。 果たして日本社会でブラック企業の求めを振り切ってこのワーケーションの利用を拒絶できる従業員がどこまでいるでしょうか?断れないのであればもうこれは「強要」でしかありません。 ◆リモートオフィスや在宅勤務とワーケーションは全く別物 ネット上では既にこのワーケーションは袋だたき状態になっていますが、気になるのはリモートオフィスや在宅勤務と比較している人がちらほらいること。 リモートオフィスなり在宅勤務が通勤の手間や費用、体力などを省くことは事実ですし、これらが普及することはメリットも大きいでしょう。しかしそれはあくまで勤務形態の話であり、休暇に仕事を持ち込ませるワーケーションとは全く別物です。 例えばネットがあれば仕事ができるという理由でタイのビーチやインドの山奥に滞在しながら仕事をしていた人を筆者は実際に見たことがありますが、彼らは単に自分が仕事をする場所を自分で選んでいるだけで、休暇を仕事に土足で踏み荒らさせていたわけではありません。 仕事と休暇の境界線を曖昧にし、本来ならば全てプライベートに使えて当然なはずの時間に仕事を押し込めようとする行為の結果、利益を得るのは会社だけです。これまでなら「休暇をやめるしかなかった」のにワーケーションのおかげで休暇を楽しめると思ってしまった方、ずいぶんと日本社会の歪みに馴染んでしまっている自分に思いを馳せてみるタイミングかもしれません。 最後に仕事なんて放り出して思いっきりバケーションを楽しみたくなる動画を掲載しておきます。 Puffy…