リンゴ病とは? 過去10年で最も流行。妊娠中は大変な症状になる恐れも

画像はリンゴ病のイメージ画像です。

風邪のような症状が出たり、両頬が赤くなるリンゴ病(伝染性紅斑)が近年で最も流行している。

国立感染症研究所がまとめた12月17日~23日の週の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、過去10年の同期と比べて、最も多い報告数になっている。

夏以降の数値では、大流行した2015年よりも冬にかけて報告数が多くなっている。

近年のリンゴ病の報告数。過去2年はあまり発生が無かったが、2018年は大流行した2015年よりも増えてきている。

微熱や発疹のみの軽い疾患と捉えられがちだが、妊娠中に感染すると流産や胎児にむくみが出るなどの症状につながる恐れがあり、注意が必要だ。

リンゴ病とは?

国立感染症研究所によると、リンゴ病は、子どもを中心にしてみられる流行性の発疹性疾患。発疹は特に害はなく、痛みや苦痛はない。

原因は、ヒトパルボウイルスB19。咳やくしゃみなどから出る飛沫や、排せつ物などを触ったことによる接触感染でうつる。

ウイルスに感染してから、10~20日の潜伏期間があり、潜伏期間を終えると、両側のほっぺたが赤くなり、 続いて手や足に発疹がみられる。

リンゴ病にかかり、発疹が出た患者

発疹は、お腹や背中にも出ることがある。こうした発疹は1週間前後で消える。

しかしなかには長引いたり、一度消えた発疹がすぐに再発する症状もみられる。

子どもの病気として知られているが、成人でもかかることがある。

成人の場合、関節痛や頭痛などの症状が出て、関節が痛くなることにより1~2日歩けなることも。ほとんどは合併症も起きずに自然に回復する。

一番ウイルスをうつしてしまう時期は?

ほっぺたが赤くなる7〜10日くらい前に、微熱や風邪のような症状が見られることが多い。

この時期、体内ではウイルス血症を起こしているため、ウイルスを周りに振りまいている量が最も多くなっている。

発疹などが現れたときにはウイルス血症はすでに終息しているため、その状態では感染力はほぼない。

また、リンゴ病は症状がでない不顕性感染があり、特に成人に多い。さらに、 成人では発症しても典型的な発疹を伴う頻度が低く、風疹と診断されている例もある。

妊婦や胎児にはどう影響するの?

pregnant woman

リンゴ病の感染で特に注意が必要なのは、妊娠中の人だ。

妊娠中にこのウイルスに感染すると、お腹のなかにいる赤ちゃんの全身がむくんでしまう胎児水腫になってしまったり、流産の危険性が増したりする。

妊娠初期の感染の方がより危険だが、妊娠後期でも胎児感染が生じた例もあり、安全な時期について特定することはできない。

ただ、妊娠中にリンゴ病になったことで、お腹のなかの赤ちゃんに即感染するというわけではなく、同じ時期に流行する風疹感染よりは危険性は少ない。

妊娠している人は、流行時期に風邪のような症状が出ている人に近づくことを避け、万一感染した場合には、胎児の状態を注意深く観察することが重要だ。

予防法がないリンゴ病

リンゴ病には、特に効果的な治療法がない。そのため、治療は対症療法のみという。

ワクチンはなく、紅斑の時期にはほとんど感染力がないので、その時期は二次感染予防策の必要はない。

また、ウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、実際的な二次感染のための予防策がない。

Source: http://www.huffingtonpost.jp/feeds/japan/index.xml

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