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January 2018

  • ずっと親になりたかった。ふたりのパパが養子縁組で家族をつくるまで

    カナダ・オンタリオ州にあるノース・ベイは、トロントから北に200マイルのところにある小さな街。 人口約5万人、基地と採掘で知られると聞くと、ゲイの父親がふたりで子育てをするのには適した場所じゃないと思うかもしれないけれど、そうではないようだ。 生まれも育ちもノース・ベイのネイサンとジョンは、出会いサイト「Plenty of Fish」で知り合った。 当時ネイサンは22歳、ジョンは24歳。ふたりが家族になりたいと思うのに、時間はかからなかった。 付き合って数カ月後の2011年12月17日、ネイサンはジョンにプロポーズした。それも友人や家族を巻き込んだフラッシュモブで。その時の動画がこちら。 このプロポーズから9カ月後、ふたりは結婚した。 ネイサンとジョンは現在、ノース・ベイでふたりの小さな女の子を育てている。娘たちの名前はブリンとエミリー。ネイサンは「ダディ」、ジョンは「ダッド」と呼ばれている。 ふたりはどうやって親になったのだろう? きっかけは、YouTubeに投稿されたネイサンのフラッシュモブプロポーズ動画を見た地元の同性カップルの親たちが、ネイサンに連絡してきたことだった。 彼らはふたりに、養子縁組に興味があるなら、自分たちの経験や知識を伝えたいと申し出た。大家族で育ちずっと父親になりたいと願っていたネイサンとジョンは、養子縁組に興味を持っていた。 ふたりは養子縁組について調べ、P.R.I.D.E. (親たちのための情報、育成、教育)というコースを受講した。コースを終了した後は通常、親に選ばれるまでしばらくの間待つことになる(平均して1〜3年)。 ところが、そんなふたりを嬉しいサプライズが襲う。なんとわずか3カ月で、子ども保護団体「チルドレンズ・エイド・ソサエティ(CAS)」のソーシャルワーカーから、CASの里親プログラムの子どもの、親候補に選ばれたという連絡がきたのだ。 しかし当時ふたりは、新しい住居を探している途中だった。家が定まらない状態は子どもにとって大きなストレスになると思い、せっかくの話を断らなければいけなかった。当然ふたりは落ち込んだが、今回は縁がなかったのだと考えるようにした。 それから4カ月後のある日、ふたりにまたCASのソーシャルワーカーから電話がかかってきた。なんと生後18カ月の女の子の親候補に選ばれたという。「ぜひ会わせてください!」とふたりは即答した。そして2日後にソーシャルワーカーに会った。 オンタリオ州では、里親家庭で育てられている子どもたちが養子縁組を結ぶ時には、少なくとも3家族が候補に選ばれ面談を受ける。 面談でネイサンとジョンは、女の子について様々な情報を伝えられ、面談が終わると写真をみせてもらった。写真を見た途端に、ふたりは女の子に恋に落ちた。 ふたりは興奮していたが、できる限り落ち着いていつも通りの生活を続けるようにつとめた。そして翌日には、仕事に戻った。 しかし薬局で働くネイサンは、仕事に集中できなかった。ふと目をあげると、薬をもらう列に並ぶ人たちの中に、ジョンがいた。 ジョンは泣いていて、手に花束と「私たちの小さなお姫様」と書かれた風船を持っていた。それをみたネイサンの目からも、涙が溢れ出た。ふたりは正式に「ダッド」と「ダディ」になったのだ。結婚してからずっと、ふたりで待ち続けていた瞬間だった。 彼らは、喜び過ぎないように気をつけた。なぜなら、養子に迎えられた子どもが新しい家族に馴染むのに時間がかかることがあるからだ。 しかしふたりの心配は、杞憂に終わった。翌日にCASのオフィスであったブリンは、新しいパパふたりにすぐになついた。 その後の2週間、ブリンはネイサンとジョンの家を何度も訪問した。最初は数時間、それから一日、そして一晩を一緒に過ごした。2週間を終えた後、ブリンはふたりの家に引っ越してきた。 ブリンの養子縁組が成立した後、ネイサンとジョンはCASから、ブリンの妹候補がいると連絡を受けた。それを聞いた時ふたりは、女の子の病歴などを見ることもなく「ぜひ!」と答えた。 ブリンがふたりの家に移ってきてからちょうど1年後、ふたりはエミリーとの養子縁組手続きを始めた。そしてブリンと同じように2週間の訪問期間を経て、エミリーはネイサンとジョンの家に引っ越してきた。 養子縁組が決まるまで、CASもとても協力的だったそうだ。「本当に素晴らしい経験でした!CASのサポートがなければ、こんな素晴らしい人生を送ることはできなかった。だけど、全ての人がこんなにすぐ子どもを迎えられるわけではありません。中には何カ月も、何年も待たなければいけない人たちもいる。私たちはとてもラッキーでした」とふたりは話す。 ネイサンとジョンは今の生活を心から楽しんでいるが、将来もし可能なら、男の子も迎えたいと考えている。 子どもたちに何が一番大切と教えているかを尋ねると、ふたりは「生まれや育ちがどうであろうと、お互いを愛することが大切だと教えています。家族とはお互いを愛して大切にすることであり、遺伝子じゃないから」と答えた。 ネイサンはこう話す。 「子育てというとんでもないアドベンチャーに携われて、言葉で表現できないほど嬉しいです。ジョンと私は大きな家族で生まれ育ち、家族がどれほど大きな存在かをよく知っています。だからふたりの素晴らしい女の子と家族になれて本当に幸せです。将来は男の子も迎えたいなあと考えています。…

  • ロシア軍の「最終兵器」がカワイすぎる!!

    近年、世界で勃発している戦争や内戦において、神経ガスなどの化学兵器が使用されていると報じられている。 軍が保有している兵器といえば、強力な威力を持つ爆弾やミサイルなど恐ろしいイメージがまとわりつくが、ロシア軍の “最新兵器” も話題だ。ただし……その見た目が愛らしすぎて「兵器」と呼べないほどのカワいさなのだ! ・ロシア軍の「最新兵器」がモコフワすぎ~! 米ニュースサイト『Inside Edition』によると、 ロシアの防衛省が新年の挨拶をかねて、軍が所持する “最新兵器” の動画を公開。 「兵器」というからには人命を脅かす存在に違いない……と思ってしまうだろうが、なんと、その動画に映っているのはモコフワで超愛らしい子犬達なのである。 ・そのカワイさにキュン死しちゃう!? モスクワ郊外にある犬の繁殖施設「470th Dog Breeding Center」で誕生したワンコ達は様々な種類がいて、その姿はまるで ぬいぐるみのよう! こんなにキュートなワンちゃん達が将来的にどんな兵器になるのかは謎だが、もしかしたらロシア軍は、ワンちゃんの愛らしさでキュン死させるつもりなのかもしれない。 ・モコフワ効果で国交が穏やかになってほしい! 雪の中を駆け回るワンコ達は施設の職員と共に日々トレーニングに精を出し、同施設のワンちゃんは特に優秀だとお墨付きとのことで、ロシア軍は3000匹の犬を戦力として採用しているそうだ。 2017年初旬は、シリア問題で米国とロシア間の緊張が高まっていた。そんな経緯もあるだけに、キュートなワンちゃん達が存在感を発揮し、今後プーチン&トランプ大統領の間で穏やかなモコフワとした空気が漂うことを願いたいところである。 参照元:YouTube、Inside Edition(英語)、Facebook(ロシア語) 執筆:Nekolas Photo:Wikimedia Commons. Source: Rocket news Japan…

  • 自分をハッピーにできるのは自分だけ。だから、めいっぱい生きる。NY在住・佐久間裕美子さんの生きかた

    『ピンヒールははかない』 アメリカに住んで20年になるフリーライターの佐久間裕美子さんが、本を書いた。冒頭のかっこいいタイトルを見て、「ヒールなら履いてもいいのかな」「いつでも動けるような靴を選んでいるのかな」などと考えをめぐらせた。 本からは、ニューヨークの女性たち生き方を通じて、女性がひとりで立って、歩いて、自由に生きていくことへのエールが伝わってきた。離婚した元夫の病やその家族との佐久間さん自身のエピソードも染み込んできた。 ひとりで自分らしく生きるってなんだろう? 帰国中の佐久間さんに、これまでの歩みや人生のヒントを聞いた。「幸せのかたちは一人ひとり違っていい」と語る佐久間さんは、スニーカーがよく似合っていた。 縛られない人間になりたい ーーアメリカに住んで20年。『ピンヒールははかない』の冒頭にありましたが、ゼミの教授の言葉が、佐久間さんの背中を押したきっかけだとか。 今でも、言われた瞬間を思い出します。ゼミの1回目の懇親会で「自由人になりたかった」と言われて、「ああ、私もそれ目指す」って思ったんです。 そのとき先生は、「自由人は通勤列車に乗らない」とか「定期を持たない」とか、そういうことを言ったんですけど、私はそれを勝手に膨らませて「縛られない人間になりたい」と思った。 ——本には、ニューヨークで生きる女性たちの生き方、恋愛が描かれていました。本を書くことになったきっかけは? 女性のことを書きませんかというお誘いをいただき、自分の周りにいる女友達が、自分が幸せに生きられるための存在としてセーフティーネットになってくれている。 その人たちのことを書こうと思いました。 ——たとえば、離婚して女性と同性婚した人やレイプ被害者など、すごく多様な人たちが登場しますね。佐久間さんの身近な人を描かれたのでしょうか。 本を書くために、普通に会社に勤めてる人も含め、たくさんの女性の話を聞きました。 ただ書いているうちに、やっぱり一番インパクトのある、際立ったストーリーを選んだので、結果的にそうなったのかもしれません。変わった人、人と違う考え方をできる人が好きだというのもあるかもしれませんね。 自分のことをハッピーにできるのは自分だけ ——彼女たちから学んだこと、感じたことは? 幸せのかたちは一人ひとり違っていいし、自分の状況設定も一人ひとり違う。それは自分が決めればいい。 家族や他人、世間の常識でいわれたりすることをベースに人生を作っちゃうと、やっぱり絶対、どこかで精神的な反故みたいなものが出てくる。 自分のことをハッピーにできるのは自分だけで、状況や他人、他人からの承認とかは、本当には自分をハッピーにしてくれないんだなあって思いました。 ——なかでも印象的だったのは? 夫を捨てて、夫の部下の、しかも女の子と一緒に暮らす道を選んだヘレナは、勇気あるなと思うし、私がその状況になったらその選択を取れるか分からないけど、多分彼女の中ではこれしかなかった。 娘たちに伝えたときにどう反応するか、と考えてしまうと思うんだけど、愛のない結婚をするより、同性間でも愛を教えてあげたいって、彼女は思ったんでしょうね。 夫婦間で愛がないことを当たり前だと思って欲しくなかった、というのが、彼女が母親として思ったことだから、世間一般のかたちとは違うかもしれないけど、お母さんが誰かと愛し合う姿を見せる方が健全だと思ったんだと思うんです。 一人ひとりは、本当に普通の女の子 ——大学でレイプ被害を受け、犯行現場のマットレスを引きずる女子大生のことも書かれています。ニュースは当時、ハフポスト日本版でも大きな反響がありました。彼女主催のイベントが初対面だったんですか? 初対面だった。普通にイベントのPR担当者から「アーティスト本人があなたを招待したいと言っています」ってメールが来たのね。エマ・サルコウィッツって聞いた名前だなと思ってGoogle(で検索)したらニュースがずらずらっとでてきて「お! 絶対行く」と思った。 彼女のストーリーも読んでたし、ニューヨークタイムズの一面には、顔は出なかったけど、彼女が告発した男性の反論も出ていて、ニューヨークではすごく有名なストーリーだったんです。 イベントは、「彼女が招待客全員と喋る」というテーマだったから、短く話をしたんですけど、私の存在を知っていたみたいで、改めてちゃんと本話を聞きたいなと思った。 ——後日、一緒にお茶をされていました。話した印象は? 本当に普通の子。私たちって、子どものときの刷り込みとかトラウマとかが人格形成に影響しているじゃないですか。彼女は両親とも精神科医で、良くも悪くもそれが彼女の人格を形成していた。…