国際通り埋め尽くす「1万人のエイサー踊り隊」 沖縄・那覇で8月開催

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雨の中、RHK和太鼓が迫力のある演技を見せた=2016年8月、沖縄タイムス撮影

「イーヤーサーサー!」「ハーイーヤ!」 躍動感あふれる演舞に勇ましい掛け声。赤や青など鮮やかな衣装も祭りの雰囲気を引き立て、数千人の出演者たちの熱気に3万人余りの観客が酔いしれる―。

那覇市の国際通りをステージに、伝統と創造の舞を披露する「第23回 1万人のエイサー踊り隊」(夏祭りin那覇実行委員会)が8月4~6日の3日間にわたって開催される。本番の6日は県内外から62団体・4千人超が出演し、1・6キロメートルを練り歩きつつ、エイサーを披露する。また、当日受け付けで誰でも2時間の練習後、パレードに参加できる人気企画「にわかエイサー隊」も健在だ。

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国際通りを埋め尽くし、沿道と一体となった一万人のエイサー踊り隊=2015年8月、沖縄タイムス撮影

出演者、観客あわせ約4万人が集う「1万人のエイサー踊り隊」は那覇市を代表する夏のイベントだが、運営は国際通り商店街と数百人のボランティアが担っていることは、意外と知られていない。

当日は暑さ対策の打ち水やミストファン設置、雑踏整理と交通整理、「にわかエイサー隊」の受け付け、万が一に備える救護班など業務内容は幅広い。前日までも広報業務を中心に大わらわだ。イベント終了後の清掃も彼らが行っている。まさに縁の下の力持ちだ。

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オリジナルTシャツをPRする上地千明さん=沖縄タイムス撮影

「一番の魅力は出演者と観客の距離の近さ。迫力が全然違う」と話す上地千明さん(那覇市国際通り商店街振興組合連合会)もその1人だ。

5年前からスタッフとして関わり、当日は「にわかエイサー隊」の受け付けや、オリジナルTシャツの売り子をつとめる。Tシャツは観光客、特に外国人に好評で、サイズもXS~3Lまでそろえる。「ことしのデザインは当たり。エイサーのシルエットが特にかっこいい。ひとつ、いかがですか」と声が弾む。てんぶす館前広場にいるので要チェックだ。

いつかは自分も踊りたいと話す上地さん。「学生以来だから、踊れるかな…」と照れ笑い。今年も「にわかエイサー隊」常連さんとの1年ぶりの交流を楽しみにする。

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沿道からの声援に笑顔でこたえ、軽快に踊る那覇太鼓のメンバー=2015年8月、沖縄タイムス撮影

■実はピンチ

ただ、那覇市や協賛企業の協力はあっても国際通り商店街やボランティアの経費・人的負担は年々増加していると困り顔。

協賛企業の減少もあれば、イベントを盛り上げるための新たな試みもある。今年は前夜祭に加えて「前々夜祭」も行い、6日の本番に向けてムードを一段と高める。

また、午後1時に出発するエイサー隊は、国際通りを演舞しつつ進むため、ゴール地点のパレット久茂地前広場に陣取った観客の待ち時間はかなり長くなる。そこで、エイサー隊とは別グループによるパフォーマンスで、待ち時間も楽しんでもらうことも検討している。

観客の目線を忘れずに、1万人のエイサー踊り隊を盛り上げたい―。その心意気が伝わってくる。

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イベント参加とクラウドファンディングを呼び掛ける上地千明さん

■みんなで作りたい

そこで負担軽減のため、「クラウドファンディング」で資金造成に挑む。目標金額は300万円。

ここでも出資者の目線を忘れず、充実したリターン(お礼)が特徴だ。

3千円協賛のオリジナルタオルから始まり、金額に合わせて、(上地さんお勧めの)オリジナルTシャツやパーランクーが付く。20万円協賛だと、前述の品々に加えて沖縄ツーリスト旅行券(6万5千円×2セット)、エイサー本部横特別観覧席(2名)も用意する大盤振る舞いだ。

原価計算すると、大会運営に充てる金額は小さくなる。上地さんは「もともとエイサー好き、沖縄好きの人たち、みんなで作り上げるイベント。クラウドファンディングも、たくさんの人の協力で成功させたい」と呼び掛けている。(沖縄タイムス社デジタル部・村井規儀)
          ◇
「第23回 1万人のエイサー踊り隊」実行委員会は、クラウドファンディング「Link―U」を通して、資金造成を呼び掛けている。集まった資金は、演舞者を暑さから守るための対策、大勢の観客のための安全対策、前々夜際・前夜祭の広報活動など運営費に充てる。プロジェクトのページは、https://a-port.asahi.com/okinawatimes/projects/10000eisa/
Source: http://www.huffingtonpost.jp/feeds/japan/index.xml

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