イラク軍などがモスル旧市街に突入 ISは10万人以上の市民を「人間の盾」に

IS掃討、モスル旧市街に突入 イラク軍など

 イラク軍や治安部隊は18日、過激派組織「イスラム国」(IS)が最大拠点としてきたイラク北部モスルの旧市街へ、3方向から突入作戦を始めた。ISのモスル最後の支配地域だ。イラク軍によると、旧市街に残るIS戦闘員は推定で500人以上。10万人以上の市民を「人間の盾」にしており、市街戦は難しい局面に入った。

 旧市街には、最高指導者バグダディ容疑者が演説したモスク(イスラム教礼拝所)がある。ISにとっては象徴的な場所で、激しい抵抗が予想される。イラク軍は拡声機で投降を呼びかけ、「投降しなければ死が待っている」と心理戦も実行している。

 現在の支配地域は旧市街の約4平方キロ。先週、朝日新聞の取材に応じたイラク軍幹部は「すぐにでもISを壊滅できるが、民間人の犠牲とインフラの被害を最小限に食い止めるのが重要」と語った。

 IS戦闘員は自爆攻撃や狙撃で抵抗を続けている。国連は旧市街に民間人約15万人がいると推定。イラク軍幹部によると、ISは民間人を強固ではない建物内に閉じ込めて「人間の盾」にしているという。旧市街の道幅は狭く、イラク軍は装甲車両を使えないため、歩兵部隊を展開し、通りや建物を一つ一つ解放する作戦を取っているという。

 イラク軍と協力して対IS掃討を進めている有志連合の報道官、ライアン・ディロン米陸軍大佐は朝日新聞の取材に「進軍するのは非常に難しい状況だ。しかし有志連合は、情報提供や上空からの偵察でイラク軍を支援している。ISが過去に使ってきた戦術も分かっている」と話した。(アルビル〈イラク北部〉=其山史晃、翁長忠雄)

(朝日新聞デジタル 2017年06月19日 00時40分)

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(朝日新聞社提供)

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