"恐竜のミイラ"発見。ノドサウルスの外見が「ほぼ完全な状態だ」

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1億1000万年前に生きていたとされる、鎧のような皮膚を持つ草食恐竜ノドサウルスの化石が5月12日、カナダ・アルバータ州のロイヤル・ティレル古生物学博物館で公開された。

1億1000万年以上を石の中で過ごした完全な保存状態の恐竜の化石が、カナダの古生物学者グループによって公開された。これまでに見たことがないようなタイプの化石だ。

雑誌「ナショナル・ジオグラフィック」によると、6年前に地元の鉱山作業員によって偶然発見された後、ようやく復元作業が完了した。化石の重さは3000ポンド(約1360キロ)だ。

化石が公開されたロイヤル・ティレル古生物学博物館の博士研究員カレブ・ブラウン氏は、「私たちが発見したのは、ただの恐竜の骨格ではありません。この化石では、恐竜が生きていた当時の外見が、ほぼ完全な状態で残されているのです」と、ナショナルジオグラフィックに話した。

博物館によると、このノドサウルスはこれまでに確認されていなかった種類で、またアルバータ州で発掘された恐竜の化石としては最古のものであり、学術的に貴重な化石だという。皮膚や消化管の内容物も保存されており、絶滅した種類の手掛かりとなる標本になるとみられる。

ロイヤル・ティレル古生物学博物館で恐竜研究部門の学芸員を務めるドナルド・ヘンダーソン氏は、「私はこの化石を、鎧竜のロゼッタストーンと呼んでいます」と、ナショナルジ・オグラフィックに話した。

保存・研究部門の代表ドン・ブリンクマン氏はニューヨーク・タイムズに、「これは恐竜のミイラと言ってもいいでしょう。これほどの保存状態の物は滅多に見られるものではありません」と話している。

この5年間で研究グループはこの化石を発掘するために、7000時間以上を費やして周囲の岩の掘削を慎重に行ってきた。

発掘作業は順風満帆というわけではなかった。2011年に、アルバータ州のミレニアム鉱山での発掘作業中に、化石が割れてしまう事態が発生した。

鉱山を所有しているサンコー・エナジー者がYouTubeに投稿した動画の中では、重量1万5000ポンド(約6800キロ)の石膏で固められた化石のブロックが、持ち上げる作業を行う時にバラバラになる様子が撮影されている。

しかし、ロイヤル・ティレル古生物学博物館の考古学技師のダレン・タンケ氏は動画の中で次のように話している。「割れてしまっても、悪い話ばかりというわけではありません。信じられないかもしれませんが、割れてたくさんの小さい破片になった方が、復元作業が若干早く進むのです」

「この割れ方であれば復元は可能です。断片自体が大きく、割れ方もシンプルだからです」と、タンケ氏は動画の中で説明した。「化石が割れてしまったことは非常に残念ですが、十分に復元は可能です」

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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Source: http://www.huffingtonpost.jp/feeds/japan/index.xml

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