ベンチャー企業への転職のほか、副業も! 3人の子持ちママのフットワークの軽さの秘訣

ラシク・インタビューvol.76
サーキュレーション 許田 千晶さん

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「3人の子育て・大手からベンチャーへの転職・副業」。とかく大変そうに思えるこの3つを軽々とこなすのが、プロフェッショナル人材のシェアリングサービスを展開する株式会社サーキュレーションで育児休業取得第1号を取得した許田千晶さん。軽々と動き出せる秘訣はなんなのか、お話を伺いました!
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転職時に重視したのは、組織で働くママであり続けること

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編集部:お子さまが2人の時に、リクルートから現在の会社に転職されたとか。転職の理由はなんだったのでしょうか?

許田さん(以下、敬称略。許田):約2年前の5月、また子どもが2人だった時期に転職をしました。私は現在の会社が3社目で、それより前はリクルートで人材系の営業職を10年経験しました。入社してから数年は、夜まで平気で仕事をしていたのですが、ある時効率的に仕事をしていきたいと思い、7時・8時までに仕事を終える働き方にシフトしていました。縁あって結婚し、子どもに恵まれ、産後は時短で営業職に復帰したんです。

それまでずっと営業職だったのですが、これから先も働き続けることを前提として、幅を広げたいなと思うようになってきました。子どもの手が離れた後にもやれる仕事、残ることをやりたいなと思うようになったんです。丁度そのころに、当時設立2期目の現在の会社と出会い、「これまでにない新しい働く価値感を創る」という想いに共感をして転職をしました。

編集部:ママになってから転職をするには、条件も大切なのかなと思うのですが、重視したポイントはあるのでしょうか。

許田:出産してからの転職なので、サポートの手厚い大手を選ぶか、もしくはスタートアップ企業で、自分が事業を創る側として参画するか、どちらかに振り切ることが大切だなと考えました。

そこで私は、ベンチャーで成果を出して働いていくことを選択しました。あと、ママになってからの働き方って、フリーランスや起業することが注目されたりしますが、私は組織の中で働き続けることで自分の価値を発揮するという発信をしていきたいなと思い、フリーになるのではなく、企業で働くことを重視していました。

編集部:転職の際に、時間的なネックなどはあったのでしょうか?

許田:今はオフィスに9時半〜4時半までおりまして、定時より少し早めにオフィスを出ている感じですね。実は転職してから第3子を妊娠しまして、私が育児休業取得第1号なんです。だからこそ、働き方を新しく作っていける立場にありました。転職してから、産休・育休を取得し、保育園問題を考えて数ヶ月で戻った形です。

同じ会社で働くママでも、状況によって働き方が違います。例えば、中学受験を控えたママは「週2日は午前中のみ勤務」など。ベンチャーという意思決定が早い環境で、かつ「働き方を創る」会社だからこそ、今のような柔軟な働き方が実現できているのかもしれないですね。

編集部:時短を取りながら現在はマネジメントもされていると。

許田:マネジメントができることも、今の会社に転職する一つのポイントだったんです。先ほど、組織の中で働き続ける発信をしていきたいと言いましたが、私のように出産・育児をしながらでも、自分のキャリアを限定することなく働き続けられるんだよということを伝えていきたいんですよね。

大好きな手芸を副業に
ニットスタイリストとしても活動中

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編集部:お子さまが3人いらっしゃって、働くママであるだけでなく、ニットスタイリストとして副業もされているとか。

許田:副業は結婚前からしていまして、もしも結婚しなかった時の心の支えにしようかと思っていました(笑)私、もともと小さな頃から手芸が好きで、仕事にするか趣味にするかと考えた時に、副業として仕事にする人はなかなかいないのではないかと(笑)いろいろやってみて、失敗しても、それが誰かの参考になるならば面白いなと思ったんです。

編集部:育児も家事もして、働きながら副業も!というと、どうやって時間を作り出しているのでしょうか。

許田:帰宅後は家族の時間になるので、寝る時間を削るしかないのですが、実はもともと2時間ほどの睡眠で過ごせるタイプなのです。実は大学の頃からそのくらいの睡眠時間で。

編集部:許田さんとお話をしていると、大変そうなオーラを感じないんですよね(笑)その秘訣ってなんでしょうか。

許田:子どもの頃、大家族で育っていて、昔の苦労話をよく聞いていました。昔は洗濯機がなかったんだよ、とかそういう話を(笑)だからこそ、今は洗濯機もあるし、掃除機もあるし、昔に比べたら楽だなあと思ったりするんですよ。

あとは、家族との時間、会社の仲間、保育園ママの集まりなど、それぞれに同じ気持ちを共有できるコミュニティーがあるので、知らないうちに不平不満が吸収されているのかもしれませんね。特に保育園なんて、仕事と子育てに苦労する人たちの集合体じゃないですか。今の生活にもいつか終わりが来るんだろうなあと思っていて、何年か後に寂しくなるのかなあ…… なんて思っています。

「ゼロになってもたいしたことない」
恐れずに、新しいことを始められる理由

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編集部:今後のキャリアについてのイメージはありますか?

許田:ちょうど上の子が今年小学生になるので、「小1の壁」に直面していきますが、もともとポジティブな性格ということもあり、困ったときはママ同士のネットワークもあるので、今のところそこまでの不安はないですね。

仕事の面では、サーキュレーションは起業して4年目に入ったところです。成長スピードが早いので、その成長に貢献しながら、大企業へと発展していくフェーズを体感したいですね。

何事も始めるのは簡単ですが、続けるのは大変ですからね。仕事と育児との両立も、副業としての活動も続けていければいいなと思います。

編集部:いろいろ理由をつけて始められない人の方が多い気がするのですが、許田さんの場合は逆なんですね。

許田:頭で考えてばかりいて行動しないというよりは、行動してみてから考えるタイプなんです(笑) たとえ何か失敗したとしても、「ゼロになってもたいしたことないし、いっか!」って思うんです。「今、動くべきだろうな」というタイミングを肌で感じることがあって、そういう時には素直に直感に従って行動していますね。

あと私、人にも職場にも本当に恵まれているんです。入社して間も無く妊娠して、ご迷惑もかけたかなと思うのですが、みんな心からお祝いしてくれて。だからこそ復帰した今は会社に恩返ししたいなと思っています。それに、家族の存在も大きいです。職場での「ありがとう」と、主人や子どもたちからの「ありがとう」にとっても救われていますね。

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インタビュー中、「大変なんです」という言葉は一言もなく、思ったらすぐに動いていける「軽さ」を感じたんです。「私、本当にたいしたことないんですよ。」と何度もおっしゃっていて、されていることを考えるとそんなはずはないのですが「たいしたことないから、ゼロになってもいい」というその発想が、軽く動き出せる秘訣なんだろうなと感じました。できない理由を考えるよりも、動き出せる軽さを見習いたいですね!
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許田 千晶さん プロフィール】
東京理科大学を卒業後、2009年にリクルートスタッフィングに入社。一貫して営業職に従事、首都圏営業本部にて特別賞受賞など、MVPを多数受賞。現在はサーキュレーションにて新規事業の立ち上げに従事。プライベートでは三児の母であり、ニットデザイナーとしても活動している。また、「まるのうち保健室」のメンバーとしても活動し、働く女性の健康を向上させる取り組みを全国で推進。

文・インタビュー:宮﨑 晴美

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