お客様は何様?『3月のライオン』羽海野チカ先生が一部読者に苦言「じゃどうすりゃ良かったんだよっっ」

お客様は神様です──。以前、家電量販店で携帯販売をしていた私(中澤)は、この言葉を聞くと微妙な気持ちになる。「神が来たぞ!」とばかりに無理難題やわがままを言う客が多かったためだ。はっきり言うと、このフレーズは店員のセリフであって、客のセリフではないのである。

当時、「接客業にはつきものか」と割り切って、金のために我慢していた私。しかし、人気マンガ家でも、そんなお客様の呪縛からは逃れられないようだ。『3月のライオン』の作者・羽海野(うみの)チカ先生がTwitterで「じゃどうすりゃ良かったんだよっっ」とその心情を吐露している。

・名シーンを引用

2017年3月27日、一部の読者からの声に悩む心情を自身のマンガ『3月のライオン』の名シーンを引用してツイートした羽海野チカ先生。その名シーンというのは、主人公の天才棋士・桐山零がクリスマスの順位戦で安井学棋士に勝利した後のひとコマである。

何もかもウマくいかない安井学棋士から八つ当たりを受けた零が「みんなオレのせいかよ! じゃどうすりゃ良かったんだよっっ」と行き場のないイライラを爆発させるシーン。温厚な零が感情をむき出しに吠える珍しいシーンだ。そのコマを引用した上での羽海野チカ先生のツイートの内容は以下の通り。

・ツイートの内容

「将棋を描けば3姉妹がいなくてつまらない。3姉妹を描けば将棋シーンじゃなきゃ読む気無い。青年誌に描けば女性は買いにくいと言われ、原画展をすれば男は行きにくいと言われ。零ちゃんと一緒に叫ぶ夜ですよ もう帰り道なんて見えないけどね」

──以前から売れっ子とは言え、近頃の躍進が目覚ましい羽海野チカ先生だけにマンガの内容や原画展、連載雑誌にいたるまで様々な意見があるようだ。こんなに売れっ子でもやっぱり気になるんだなあ。

創作で売れても逃れられない「お客様の声」という呪縛。SNSが浸透している現代は、厳しい声が本人に届きやすく大きくなりがちだ。ただ、つぶやく前に一度考えてほしい。「そんなに言うほどか?」と。客は神ではなく人、そして、相手も人なのだ。

参照元:Twitter @CHICAUMINO
執筆:中澤星児


Source: Rocket news Japan

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