ウイメンズマーチをバッシングする人たちへ

私は、「ウィメンズマーチ」に参加していない人たちが投稿した、多くの無知なコメントを読みました。これらのコメントは、デモに参加した女性たちのメッセージを誤った形で伝えています。そしてそのメッセージが私や他の多くの人たちに言おうとしていることを、誤った形で伝えているのです。

私はFacebookに出回っている数え切れないほどの記事を読みましたが、その中で彼女たちの行動は、実際にはその場に出向かなかった「著者」によって、間違った説明がなされています。

TrumpTruck.comのある記事(Facebookで4万回以上シェアされている)は、とても憂慮すべきものです。「フェミニストは、すべての男の赤ちゃんを殺す、と連呼し、女性たちに通りにいる男性に走り寄って殺すように求めている」と言っているのです。

この発言は、単に平和的な行動を完全に歪めて伝え、危険であると言うだけでなく、現在の政治の悪い部分が現れています。SNS上で気軽にシェアされる、事実に基づかない発言や記事、そして見出しは、情報が不足した憶測でしかなく、それは今日の政治にも蔓延しており(そして、耐え切れなくなりつつある)、対立を生み出しています。

私はこれらの記事を読み、そして多くの女性や男性(彼らは実際にはそこへ出向いていないし、なぜ参加する人たちがいるのかも理解してないようですが)が、アメリカ史上最大の平和的な抗議デモを批判しているのを見たあと、私の中でひとつはっきりしたことがありました。

私はその行進に参加し、様々な経歴や民族からなる何千人もの男性、女性、子供、老人が平和に包まれながら一緒に歩くのを目の当たりにしました。記事で言われていた「男の赤ちゃんを殺す」と唱えている人なんて1人もいませんでした。また、この運動では女性だけが行進したと思っている人たちがいますが、平等を主張して行進する何千人もの男性もそこにいたのです。

メリアム・ウェブスター辞典のフェミニズムの定義は、「性の平等に基づく女性の権利の擁護」です。誰もがその定義に背を向けるべきではないですよね? なぜフェミニズムはこのように汚い言葉になったのでしょうか? 確かに、自分が抱える問題をその場に持ち込んで、本来の大義を歪めて伝えているズレた人たちは常に存在しますし、そういうのは最低ですが、そういう人たちは平等のために提唱している人々のグループ全体の代表ではないし、そういう人たちばかりだと広めるのは本当に不公平です。


ロサンゼルスのウイメンズマーチ。MARK BIREN

はっきりさせておきますが、行進は「リプロダクティブ・ライツ」(性と生殖に関するに女性の自己決定権)についてだけではありませんでした(ちなみに私は中絶反対と妊娠中絶選択権の支持に共感しています、信じてください)。あるときには、女性が処置することは指示できないと、政府に伝えなければなりませんでした。特に、統計的に見ても、中絶を違法にしても中絶は止まらないからです。

もしこの分野に精通していないのであれば、ロー対ウェイド判決(1973年、アメリカ連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利に合法の判決を下した)以来のこの統計を見てください。中絶は依然として止まらず、違法かつ危険であり、数百万の違法な中絶が行われ、何千人もの女性が死亡しました。これは一言で説明できる論題でなく、白黒はつけられません。

リプロダクティブ・ライツとは別に、多くの人々が他の理由で行進しました。例えば、家族計画です(これは、健康保険を支払うことができない何百万人もの人々の医療であり、私が一文無しになった大学時代の健康管理でもあります。もっとも私は2つの仕事をして、大学時代を通して自活しましたが、それでも十分ではありませんでした)。

参考までに言うと、アメリカ家族計画連盟(PP)の資金の97%が女性の基本的医療給付に利用されています。がん検診、避妊(望ましくない妊娠を防ぐ)、頸部検診、子宮頸部検査、治療などです。中絶はPPを介して連邦政府から資金提供を受けていません。 1976年以降、ほとんどの場合、連邦政府の資金による中絶は法律で禁止されています

他の人たちは、同一賃金、育児休暇、気候変動、環境(私はこの問題に誇りを持ちました)のために行進しました。ネイティブアメリカンと彼らの権利、ダコタ・アクセス・パイプライン建設への抗議活動、イスラム教徒、ミシガン州フリント、ブラック・ライブズ・マター、そしてLGBTQの権利(彼らの権利に反対してきたペンス副大統領に奪い取られるのを恐れている人々です)のために行進した人も多くいました。私は、疎外された人々のすべての権利のために行進しました。というのも、私たちはそうすることで、本当の意味ですべてを受け入れ、そして寛容になれるからです。それが悪いこととは思わなかったかって?あなたが差別に直面していないからと言って、他の人も大丈夫だということはありません。感情移入と物事を好転させたいという気持ちからでした。


ロサンゼルスのウイメンズマーチ。MARK BIREN

他の人たちは、単に性差別と女性嫌悪に反対のために行進しに来ていましたが、こうした問題は現在の私たちの文化の中で蔓延しています。トランプの「ロッカールーム」での会話に目を向けてください。彼は「https://www.theguardian.com/us-news/2016/oct/07/donald-trump-leaked-recording-women」ことを自慢しています。トランプを支持し、彼が大統領として偉大な仕事をすることを願っている人がいますが、この言葉は、大統領はもちろん、誰からも容認できるものではありません。

大統領というのは、先例となり、模範となり、高い水準を保持すべき人です。このような言葉使いは間、違いなくレイプカルチャーにつながり、ある人は女性をモノとしてみることが普通だと考えるようになります。さらに、暴力や性被害の女性の被害者が男性より多くなる一因にもなります。

ウイメンズマーチで、私はレイプと性暴力の犠牲者の女性に会いました。被害者は不名誉のそしりを恐れ、警察に相談したがらないと言います。私が出会った性暴力被害者の人たちによると、加害者は数カ月しか拘留されないそうです。こんなことがあって良い訳がなく、この文化を変える必要があります。

もしこれがあなたの娘だったら? もしくはお母さん、または姉妹だったら? こういった理由から、私は行進したのです。男性と女性が、共にこのカルチャーを変えようとしないといけません。そして、私が出会った男性と女性たちは、まさにそれを一緒にやっているのです。私たち全員が団結し、子供たちのためにより安全な世界を創造すること、それが目標です。

そして、この行進は世界中で行われました。私たちの国の女性が持つような自由の権利は、多くの国では認められていません。世界の他の地域で、女性が権利をほとんど持っていないと主張する、数え切れないほどの男性と女性に会いました。彼らは、意見が言えない人たちのために発言する、私心のない素晴らしい人たちだと思いました。

そういうわけで、不愉快で事実に反した、美しい活動を歪めて伝えているこの投稿を読んだあと、自分たちの政治的な課題を支持してもらうためにも、その場にいた人間として、その行進が本当はどのようなものだったのかを、あなたに知ってもらいと思ったのです。

私はその場で、平和、愛、包含、そしてあらゆる階層の人たちのたくさんの団結を見ました。平和的に抗議し、大きな利益のために立ち向かうための権利を求めていました。とても壮観でした。また、私はヒラリー・クリントンの支持者ではありません。これはヒラリーを支持するための行進ではありませんでした。中にはそういう人もいたかもしれませんが、ても全員がそうではなかったと思います。


ロサンゼルスのウイメンズマーチ。MARK BIREN

もちろん私は、あらゆる人の政治的意見を尊重していますし、そのような意見がこの国をすばらしく民主的なものにしています。しかしまとめると、私の目的は、アメリカ史上最も多くの人が参加したこのマーチに光を当て、実際にその場にいた人たちから、ここで本当に起きていたことを聞き、みなさんに理解してもらうことなのです。

ハフィントンポストUS版より翻訳しました。
Source: http://www.huffingtonpost.jp/feeds/japan/index.xml

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